はじめに

当院では、東洋医学における中医学の診断に基づいて、治療を進めてまいります。施術方法の説明前に、「日本における東洋医学の歴史」をお読みください。よりいっそう理解が深まると思います。

日本における東洋医学の歴史
東洋医学での全盛期は江戸中期(元禄時代)だったように思われます。この時代は、文化的、精神的、肉体的に優れていたと言われています。自然と調和し、すべてにおいて無駄のない時代でした。
それが、明治以降に急変致します。西洋医学の普及という、明治政府がうちだした政策によるものでした。東洋医学に重きを置いている鍼灸師は迫害され、街の片隅で細々と伝統を守っていくことになります。
それに平行して、日本は西洋医学が発展していきます。難病に立ち向かう技術がさかんに学ばれていきました。しかし、良いことばかりではありません。それは人間を機械に例えた人間機械論に強く現れています。悪いところがあれば、それを取ってしまうという人間の体を機械の部品に例える考え方です。これによって、胃が悪いと胃薬を飲む、癌や腫瘍ができるとそれを取る、という対処療法的なやり方が主になっていきました。
東洋医学では、手術の技術は現在に伝わっておりません。最悪、必要とあれば行うといった技術のようだったと思われます。それゆえに癌や腫瘍ができる前に対処する知恵が数多くあるのです。異常が見られる部位を追求していき、エネルギー、筋肉、骨格、内臓、体液のバランスを整える技術ですね。症状が大きくなる前に原因を突き止める方法です。大病になる前に中、小病を治していくお手伝いをするのが、東洋医学の知恵だと理解しております。

(補足) 現在の鍼灸学校は、西洋医学的な考えの試験が国家試験となっていますから、在学中は西洋医学のことをはるかに多く勉強します。よって、東洋医学は自主的に勉強するしかないのが現状です。このことにより、西洋医学的な見地から鍼灸をやっている鍼灸師が数多くみられ、必ずしも東洋医学=鍼灸師ではなくなりつつあります。

ヒトの器官で最大の器官が発見される
最近になって皮膚を上回る大きさの器官が新たに見つかりました。

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ヒトの器官で最大の器官が新たに発見される

この器官を伝統治療では、さまざまな名称やイメージで表現し後世に伝えております。人体最大の器官であるがゆえに影響力も大きいのです。伝統治療では、この器官を動かすことが前提の治療がほとんどであり、繊細な技術でなければアクセスできません。





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